やかべ オステオパシー ルーム
Yakabe Osteopathy Room
生理痛・排卵痛・子宮筋腫・子宮内膜症
見かた治しか た
恥骨

膀胱
脊椎
腹膜
大腸
子宮

骨盤の中にはいろいろな内蔵が詰まっています。
腹膜(ふくまく)は子宮だけでなく膀胱や大腸ともつながっていて、一枚のシートのように覆いかぶさっています。
腹膜はまた、お腹の筋肉や骨盤の骨ともつながっています。
子宮や卵巣に行く動静脈も、部分的についています。
まわりの影響を受けて無理に動かされることが多いです。
膜どうしがくっつくと子宮や卵巣が引きつれたり、かえってその不安定さを補おうとして力が入って筋腫になったりということもあるので、子宮の不調はその周りの膜をリリースするだけで良くなることもあります。
骨盤を調整したら治ったとか、骨盤底筋の筋トレしたら良くなったとか、経絡治療でよくなったとか、
そうならなかった場合、少し難しいですが子宮や卵巣にもう少し近いところ、または子宮や卵巣を直接調整できます。

子宮筋腫
子宮に筋腫ができたとき、できる場所も大きさも様々ですが、そこの筋肉に緊張があるとみます。
肩の筋肉にコリがあるのと同じようにとらえて調整します。
当ルームではおなかのマッサージはやりません。

子宮内膜症
内膜や血管に無理な引っ張りがかかって伸びきったり、変形したり、ねじれたり、破れたり、破れた膜が別の膜とくっついて癒着したり、内膜のあるべきところのものが別のところに移動してしまったり、内膜のねん挫の結果ととらえます。
癒着ははがせるものははがして整復し、動静脈が再びスムーズに流れるようにするのが目標です。

検査・治療
検査・治療は仰向けになっていただいて、骨盤の赤い丸印のところ(比較的前に出ていて確認しやすいところです)と、その内側のおなかあたりに手を置いておこないます。
衣服の上から施術できます。特にお着替えなどの必要はありません。
当院では生理痛・排卵痛も同じ手順で見ます。病院での検査で特に問題が見つからなかった場合でも同様です。
改善事例
改善事例①
子宮内膜症(私の体験談です)

小腸
上行結腸
直腸
卵巣
卵管
子宮
膀胱
不正出血や右のお腹が腫れることが時々あり、検査したところ、右の卵巣とその右に隣り合わせの盲腸と上行結腸のまわりに炎症後の腹膜の癒着が見られたので、そのあたりをまとめて丁寧に剝離しました。
趣味でバレエをやっていましたが、左足を軸にしたまま右足を横に後ろに大きく動かす練習(イタリアンフェッテ?)を、発表会に向けてしていましたら、症状が出てきました。
右足を大きく動かすためには右側の骨盤を大きく開くので、右側の骨盤の中にある卵巣や卵管にもオーバーストレッチがあって、それで痛めたようです。
小さい子供ならともかく、大人は身体のあちこちに大なり小なりかたいところが出来て動きもいびつになるので、無理な動かし方をすると、内臓もねん挫したような故障を起こします。
原因が何であったにせよ、いったん癒着してしまった腹膜は周辺の臓器の形状を引きつらせてしまい、更に次の炎症を呼んでしまうこともあり得ることです。
そのままにしておかずにアフターフォローをしておくことは大切だと思います。
それもなるべく早いに越したことはないと思います。
改善事例②
排卵痛に悩まれていた方
排卵痛があるとのことでした。子宮と卵巣を検査しましたところ、左側にある卵巣と卵管がみぞおち付近の横隔膜に引っ張られて上がっていました。そのことをお伝えしましたら、仕事のストレスでこのところずっとみぞおちあたりがつっかえている、とのことでした。
みぞおちにある横隔膜を調整しましたら卵巣の高さは戻り、引っ張られる状態は解消したのですが、卵巣と卵管の間にある卵管間膜がしぼまって癒着していたので解いて広げました。また卵管采が外側の腹膜と癒着していたのでていねいに剝離して終了しました。後日、排卵痛はもうこなくなったとお聞きしました。
改善事例➂
全身あちこちに痛みのあった方

筋腫のあったところ
首、肩、腰その他あちこちにいくつも痛みがあって夜寝るときの姿勢も不便を感じていた方でした。
痛みのあるところを指し示していただき、そこをその都度リリースしていき、痛みのあるところを減らしていきました。最後に残った痛みは右の足の付け根でしたが、右の足の付け根は、どうも子宮の一部分を軸に遠巻きに無理やり回旋しながら動かしているようでしたので、その中心の軸を探しましたら頸部と体部の境目に筋腫が見つかりましたので、調整しました。調整後、身体の中心が筋腫のある所から右に真ん中に移動して、全身がリラックスされていたようなので終了しました。筋腫は以前に病院の検査で見つかってはいたけど、経過を観察と言われていたようでした。
取り上げた改善事例は一例です。個人によって症状も治しかたや結果の出かたも変わります。