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便秘

見かた治しかた

大腸
骨盤内の検査と治療

大腸は長いので、その中で動きの悪い場所は人によって様々です。

おなかの上から大腸の走行に沿って動きの悪い場所を確認させていただきます。

腹筋や骨盤底筋でちからが抜けにくいところのあたりの可能性があります。

または以前におなかの手術したのであれば、そのあたりと大腸が一部癒着しているため、という可能性もあります。

または動きの悪い部分に向かって走る神経に問題があるという場合もあります。

腸管ねじれているためということもあります。それぞれ原因とみられるところを調整します。

検査・治療は仰向けになっていただいて、骨盤の赤い丸印のところ(比較的前に出ていて確認しやすいところです)と、その内側のおなかあたりに手を置いておこないます。

衣服の上から施術できます。特にお着替えなどの必要はありません。

改善事例

改善事例①

術後の便秘に悩まれていた方

右の下腹部に痛みのある方でしたが、以前に右の卵巣を摘出手術をしたとのことでした。

検査しましたところ、手術で切り取られた後の神経や血管を含む膜どうしが癒着したまま拘縮していたので

それを解除しました。

右側の卵巣と右側を走行する大腸は隣接していて、腹膜はもともと一枚のつながっています。

また腰の骨の中から出る神経は、右の卵巣へ行くのと大腸へ行くのと途中までは同じ束になって走っています。

ですので影響を受けます。

大腸の近くで動きの悪いところがあると、大腸もそこに引っ張られ自由な蠕動運動もできにくくなります。

大腸は直接には調整しませんでしたが、結果、便秘の悩みは解消したようです。

改善事例②

肩こりが辛いとの訴えで来院され、肩こりだけでなく便秘も解消した方

​肩こりが辛いとの訴えで来られた方で、肩こりの痛みのあるところを数か所調整していましたが、どうしても痛みの消えないところがありました。

内臓の不調が肩に放散痛として出たと予想し、内臓を検査させていただきました。

その方は糖尿病の薬を服用している方でしたが、膵臓の一部と膵臓の背中側の動脈との間の結合組織が硬く癒着しているのがわかりましたので、そこを解除しましたら、肩が楽になったようでした。。

慢性で肩が凝っていると上半身にばかり力が入って下半身に力が入りにくく、腹筋や骨盤底筋、また内臓の筋肉も力が入りにくいままですし、膵臓の裏には大腸ともつながる自律神経が通っているので、その意味でも良い効果があったようです。

便秘薬を服用しながら4日に一度の頻度だったのが、2日に一度に改善したとお聞きしました。

2回目ご来院いただいたときは腰を中心に治療しました。そのときも大腸はみませんでしたが、その後毎日出るようになったとお聞きしました。

取り上げた改善事例は一例です。個人によって症状も治しかたや結果の出かたも変わります。

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