やかべ オステオパシー ルーム
Yakabe Osteopathy Room
泌尿器系の不調
(頻尿・尿漏れ・結石・炎症など)
見かた治しかた
日常生活の中で腰や骨盤の使い方にかたよりがあると、腰や骨盤まわりの筋肉に部分的に“こり”が出来てしまったり、ちからが入りにくくなったりしてしまいます。
その状態が続くとそれぞれの筋肉の近くにある臓器の動きにも偏りが出てくることになります。
膀胱は骨盤まわりの筋肉の影響を受け、腎臓は腰回りの筋肉の影響を受けます。
治療としては、骨盤や腰まわりの筋肉のバランスを整えます。
様々なところで紹介されている骨盤底筋などの筋トレなどは効果的だった場合は問題ありません。
そうならない場合、筋トレだけで取り切れなかった”こり”をリリースしたり、または骨盤や腰まわりの筋膜や腹膜や靭帯を調整するとよくなる場合があります。
バランスが整うと、器官と出入りする神経・血管・リンパ管の流れも良くなります。
腎臓~尿管~膀胱~尿道までの器官自体に問題のある場合はそのあたりも調整します。

尿管~膀胱~尿道あたりは仰向けになっていただいて、骨盤の赤い丸印のところ(比較的前に出ていて確認しやすいところです)と、その内側のおなかあたりに手を置いておこないます。
腎臓付近の場合はもう少し上のおへそあたりの高さのおなかになります。
衣服の上から施術できます。特にお着替えなどの必要はありません。
改善事例
夜中の頻尿に悩まれていた方(テニスのフォームが原因らしい)

骨盤底筋

骨盤底筋の上下にある支持支帯
夜中に何度もトイレに起きるとのことでした。
膀胱まわりを検査しましたところ、左の骨盤の下方にある骨盤底筋と支持支帯(骨盤底筋のまわりにあって骨盤を下から支えるという靭帯のような膜)が時計回りに伸びた状態で回旋したまま硬くなっていたので、一緒に調整しました。
テニスをやっている方でしたが、ボールを(フォアハンドで?)打つとき、右利きの人は右手にラケットを持って左の腰(左の骨盤底筋も)を回して力を入れるようで、その繰り返し動作の癖のまま硬くなってしまったようでした。
支持支帯には仙骨や尾骨から膀胱括約筋へ走る自律神経や運動神経が走っているので、一緒に調整できました。
当日はそれで終了しまして、頻尿の悩みは解決したようです。ですが後日骨盤の外側にある右の股関節にあらたに痛みが出てきて、また別の調整が必要になりました。
取り上げた改善事例は一例です。個人によって症状も治しかたや結果の出かたも変わります。