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肩の痛み・四十肩五十肩へバーデン結節

肩の痛み・四十肩五十肩

見かた治しかた

肩は頭や首とも、胴体とも腕ともつながっているので、そのどこからの影響も受けやすいですが、痛みのあるところの状態をまずは確認します。

​肩は筋肉だけでなく、腱、滑液包、神経血管リンパ管など多くのものがが入り組んでいます。

それらがどのように傷んでいるか確認出来ましたらそこを調整します。

長時間のパソコンや運動,子どもの抱っこや重い荷物の持ちすぎなど、原因はさまざま考えられますが、肩を酷使していたのが原因である場合、安静にしたり肩の使い方を改めたりなどができれば再発は防げます。

頭や首や胴体からの影響がみられる場合はそれらを調整します。

四十代五十代になって、またはそうでなくても、ホルモンの影響なのかストレスの影響なのか、または事故や病気でなのか、身体全体やまたはどこか一部が緊張したり硬くなったり縮こまったりすると、そこと繋がる肩の膜が影響を受けて障害を受けることがあるので、肩から遠く離れたところも施術することもあります。

へバーデン結節も同様の手順で見ます。

痛みのある部位を見ますが、指とつながるところは様々で、肩や首、胸や骨盤周囲の影響を受ける場合もあります。

不調箇所や、またはそうでなくてもつい力が入ってしまったり固まってしまうところなどが原因になります。

改善事例

右肩が痛くてゴルフのクラブが回せない

右肩が全体的に硬くなっていたのですが、その中でもより硬いところの筋肉を表面から奥のほうへ順々にほぐしていきました。筋肉の奥には肩関節の靭帯や関節包があるので、それらもリリースしました。その後はある程度腕が回しやすくなったようでした。

腕にいく神経

首から出て腕へ行く腕神経

ですが、腕の振り上げ動作(バックスイング?)をしたときに痛みが出るとのことでした。痛みの出るところをお聞きしましたら、鎖骨の裏側のあたりでした。首から腕に行く神経が鎖骨の裏に癒着して動かなかったので、リリースしました。

腕を前に出すときは腕に釣られて神経も前に行きますが、腕を後ろに回すときに前側の鎖骨についたままだと無理なつっぱりが出て、神経に痛みがでます。

頸静脈孔
副神経

頭から出て肩へ行く神経

赤いラインは神経、緑の丸印は頸動脈孔です。

鎖骨あたりの痛みはそれで解消しましたが、右首の付け根が痛いということで、検査しましたところ、肩の筋肉へ走る神経が頸静脈孔(けいじょうみゃくこう)で詰まっていたので、そこをリリースして終了しました。頸静脈孔とは後頭骨と側頭骨のあいだにあるすきまの穴のことです。

取り上げた改善事例は一例です。個人によって症状も治しかたや結果の出かたも変わります。

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