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​膜をリリースして身体全体のバランスを整える

筋肉神経血管内臓、あらゆる組織のひとつひとつが膜でできた袋で覆われています。

膜が健全でゆったりしていることはその中の組織が健全でゆったりと動けることになります。

ひとつひとつの膜の袋は前後左右両隣のそれぞれの組織の膜の袋と連結しているので、

一か所に硬く動きの悪い膜があると他の膜の袋を引きつらせたり、よじらせたりして、

他の膜の袋の中の組織の健全な動きを妨げます。

妨げられた組織の方が症状としてつらく感じられやすいです。

事故やケガなどで負傷したときなどは、負傷したところをきちんと見ます。

ですが身体全体を検査した結果、症状とは離れたところに施術することも多いです。

※解剖の絵がこのあと8枚出てきます。

見慣れない方には刺激が強くなります。

申し訳ございません。

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​皮膚のすぐ下の膜です。一か所にストレスがかかっても身体全体に影響します。

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肩の筋肉や神経・血管の表面全体を覆って薄く白く光っているのが筋膜です。

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右腕断面図です。

筋肉は何本もありますが、赤い筋肉を覆っている白く丸い枠が筋膜です。

奥まで入り込んでます。

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内臓の断面図です。見にくいですが肝臓や胃、脾臓の周りに白い膜の枠が見えます。

内臓に挟まれた真ん中下あたりに見える背骨のまわりや、その少し右上の赤色の大動脈のまわり、さらにその少し左上の青色の大静脈のまわりにも白い枠があります。

身体の表面に近い筋肉のまわりにももちろんあります。

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真ん中あたりからドレープ状に伸びているのが小腸の膜です。

癒着が大きいと蠕動運動を妨げます。

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頭の部分です。

はがされた白い膜は硬膜です。

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半円形の白い膜は右脳と左脳の間の硬膜です。

頭のの奥まで入り込んでいます。

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左下の白い膜は大脳と小脳の間に入り込んだ硬膜です。

硬膜は、脳の周りを取り囲み、また、脳とその周りの動脈・静脈や、脳脊髄液がうまく働くためのスペースを確保しています。

出典)Netter解剖学アトラス

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