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当ルームではオステオパシーにもとづいて施術をおこないます。

​オステオパシーとは19世紀後半にアメリカのアンドリュー・テイラー・スティルという医師が提唱した医学的な考え方でのことで、人の身体全体ををパーツに分けずにひとつながりとしてみます。

​腕がしびれるのは首のこりのせいだったとか

(首のところにある腕に行く神経が詰まってた)

右の背中が痛いのは胆嚢炎のせいだったとか

(胆のうのうしろの背中に反応したり)

血管とか神経とか膜とかを通じてパーツの調子を悪くさせる親玉みたいなものがわかれば調子は良くなります。

当ルームでは筋肉や骨格だけでなく、神経、血管、内臓 全身に張りめぐらされている膜も検査・施術の範囲です。

​膜について

​身体の中にはいたるところに膜(まく)があります。

*筋肉のまわりには 筋膜(きんまく)関節膜(かんせつまく)骨膜(こつまく)

*神経のまわりには 神経周囲膜(しんけいしゅういまく)くも膜、軟膜(なんまく)硬膜(こうまく)

*血液やリンパ液に 血管膜(けっかんまく)

*内臓のまわりには 横隔膜おうかくまく)、胸膜(きょうまく)、心膜(しんまく)、腹膜(ふくまく) 骨盤隔膜(こつばんかくまく)

*内臓のの中にも 粘膜(ねんまく)、内膜(ないまく)

*ほかにも目、耳、鼻、口の中にも、いろいろな膜があります。

 

当ルームでは、膜も筋肉と同じように見ていきます。

コリでかたくなって動きの悪くなった膜はゆるめ捻挫や打撲のあとのように傷んでで不安定になった膜はぐらつかないように保護します。

手術やケガ、炎症などの後にできた膜どうしの癒着も、ほぐしたりします。

​膜が整えられるとからだ全体のバランスが整う

筋肉も神経も血管も内臓も、あらゆる組織のひとつひとつが膜でできた袋で覆われています。

膜が健全でゆったりしていることはその中の組織が健全でゆったりと動けることになります。

ひとつひとつの膜の袋は前後左右両隣のそれぞれの組織の膜の袋と連結しているので、

一か所に硬く動きの悪い膜があると他の膜の袋を引きつらせたり、よじらせたりして、他の膜の袋の中の組織の健全な動きを妨げます。

妨げられた組織の方が症状としてつらく感じられやすいです。

事故やケガなどで傷を負ったときには、その負ったところがつらいのはもちろんですが、

身体全体を検査した結果、症状とは離れたところに施術することも多いです。

​膜の画像をみる

※解剖の絵が8枚出てきますが、見慣れない方には刺激が強くてすみません。

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​実はよく見るとオールインワンのボディースーツなのですが、皮膚のすぐ下を覆う全体の膜とみてください。

一か所のひっぱりが身体全体に影響します。

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肩の皮膚を取りのぞいた絵です。

筋肉や神経・血管の表面全体を覆って薄く白く光っているのが筋膜です。

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右腕断面図です。

筋肉は何本もありますが、赤い筋肉を覆っている白く丸い枠が筋膜です。

奥まで入り込んでます。

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内臓の断面図です。見にくいですが肝臓や胃、脾臓の周りに白い膜の枠が見えます。

内臓に挟まれた真ん中下あたりに見える背骨のまわりや、その少し右上の赤色の大動脈のまわり、さらにその少し左上の青色の大静脈のまわりにも白い枠があります。

身体の表面に近い筋肉のまわりにももちろんあります。

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真ん中あたりからドレープ状に伸びているのが小腸の膜です。

癒着が大きいと蠕動運動を妨げます。

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頭の部分です。唐突な絵を出してきてすみません。

はがされた白い膜は硬膜です。

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半円形の白い膜は右脳と左脳の間の硬膜です。

頭のの奥まで入り込んでいます。

018.JPG

左下の白い膜は大脳と小脳の間に入り込んだ硬膜です。

硬膜は、脳の周りを取り囲み、また、脳とその周りの動脈・静脈や、脳脊髄液がうまく働くためのスペースを確保しています。

出典)Netter解剖学アトラス

えぐい画像を最後まで見ていただきありがとうございます。

​内臓について
腹痛のイラスト(女性) _ かわいいフリー 腹痛.png

ヨーロッパやオーストラリアなどではそれほど珍しくないのですが、肩こりには肩をほぐしたり、腰痛には腰をほぐしたりとやるように、内臓にもほぐすやり方があります。

肩もんだり腰もんだりしてもまた元に戻ったり、なかなか治らない場合、内臓が原因とみられるときは、内臓に直接アプローチすると楽になるケースがあります。

当ルームでは、検査でも治療でも、おなかをえぐったりもんだりゆすったりとかはしません。

内科のお医者さんが胸やおなかを軽くたたくのと同じくらい、またはもっと痛みのないやり方があるので、それを使います。

衣服の上から行えます。施術の前にお伝えします。

お気持ちに抵抗がある方は、お申し出ください。

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